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2023年7月結果 (n=60 :薬局薬剤師45、病院薬剤師15)

順位
前月順位
薬品名
得票数
前月得票
1
4
ムコダイン(カルボシステイン) 33 53
2
2
アダラート(ニフェジピン) 32 63
3
7
フスコデ配合錠(クロフェドリン:ジヒドロコデイン+メチルエフェドリン) 30 42
4
12
メジコン(デキストロメトルファン) 29 31
5
3
トルリシティ 27 54
5
アスベリン(チペピジンヒベンズ酸塩) 27 50
7
6
トランサミン(トラネキサム酸) 25 47
8
35
サワシリン(ワイドシリン、アモキシシリン:散剤含む) 25 7
9
1
(068)芍薬甘草湯 21 73
10
17
シナール(ビタミンC) 20 23

【所感】4月から1〜2位を行き来していた芍薬甘草湯が陥落して9位に。葛根湯は11位タイ(19票)と横ばいだが、あれ程騒がれていた防風通聖散は、前月の19位から44位(4票)と票を落としている。漢方の流通が戻ってきたのか、医師が処方を自粛しはじめたのか。
また、8位に食い込んだサワシリンをはじめとするペニシリン系抗菌薬の名前もあがっている。13位タイにクラバモックス(18票)、44位のビクシリン(4票)と50位のオーグメンチン(3票)は初登場だ。
その他としては、美容処方と思われるシナールが再ランクイン。相方のトランサミンは咽頭症状にも使用されるためかシナールが落ち込んだときも継続してランクインしている。
ランク外の注目としては、 レスプレン(46→21位) 、 ユリーフ(46→24位)、ホクナリンテープ(0票→44位)、ガンマグロブリン(0票→44位)、シダキュア(33→19位)あたり。
スギ花粉治療薬シダキュアの制限については、早めに連絡が来ていたものの、新規患者への処方が始まる季節になってきたことを感じさせる。

【回答者からのコメント(抜粋)】
・突然出荷調整になるのが困ります。事前に少しは連絡して欲しいです
・小児科領域の治療に必須な薬剤が不足している。川崎病治療薬、ペニシリン薬剤。 メーカー側の事情も理解できなくはないが、必要としている医療機関を見極め配布すべき。医薬品メーカーが医療崩壊を招いている!
・特に小児用製剤が入らない。 ナウゼリンDSやトランサミン散は何ヵ月入荷しないのか不明なくらい入荷しない。 (GEは薬価収載されているみたいだが流通していない) 錠剤つぶしやシロップ製剤へ変更対応している。
・新規処方が出ないように、処方元である医療機関に出荷調整の件を伝えてほしい。

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