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2023年2月結果 (n=14 :薬局薬剤師12、病院薬剤師1、医療事務1)

順位
前月順位
薬品名
得票数
前月得票
1
4
(001)葛根湯 11 15
2
8
(062)防風通聖散 8 11
5
ムコダイン(カルボシステイン) 8 14
1
トランサミン(トラネキサム酸) 8 19
2
カロナール(アセトアミノフェン) 8 17
7
(019)小青竜湯(小青龍湯) 8 12
7
3
アスベリン(チペピジンヒベンズ酸塩) 6 16
8
シナール(ビタミンC) 6 11
9
14
アスパラカリウム(L−アスパラギン酸カリウム) 5 9
 
8
アストミン(ジメモルファンリン酸塩) 5 11
 
8
メジコン(デキストロメトルファン) 5 11
8
(029)麦門冬湯 5 11
31
(007)八味地黄丸 5 3

【所感】感冒系が安定して上位に居座っている。カリウム製剤もまだ流通が戻らない。
そんななか、やはりというか防風通聖散とトラネキサム酸とシナールの強さが安定している。事業仕分けすべき薬はこのあたりではなかろうか。
自由コメントで「薬局だけでなく病院にも流通の悪くなった品目を伝達してほしい」というものがちらほら見られるが、伝達した上でも構わず処方する唯我独尊医師もいる。そんな医師は「患者のためだ!(=俺は正しい)」と怒鳴る正義感があるのなら、矛先を薬局ではなく政治に向けるべきである。

【回答者からのコメント(抜粋)】
・ 日医工が200品目ぐらい製造販売を中止するのでその余波が恐ろしい
・ 出荷調整だけでなく販売中止のお知らせが多くて震えてます。ころす気かな(誰が)(誰を)
・ 出荷調整に関して理解を示す病院は少しずつ増えてきてはいるが、全く理解を示さず相談にも乗らず、文句言ってくる医者がおり、薬局側にも患者にも負担になっている。MRは薬局だけでなく病院、クリニックにも出荷調整に関して伝達してほしい。
・ 医療の終点である薬局にまで不足薬の影響が降りてくるのが間違ってます。不足薬は医師の処方の時点で制御して頂くよう厚生労働省が働きかけるべきだと思っています。卸や医師への電話、小分けの奔走、患者さまへのお詫び、こんな事に薬剤師の時間を割くのは医療費の無駄、ミスにも繋がりかねません。数年ぶりに復職してこの惨状に驚きを隠せません。

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